音楽 ·
火曜日のおすすめ4曲
日本の長谷川白紙とケニア出身のSlikback 韓国のMorukaと英国のAphex Twinによる4曲

Boss-Moire-FS 長谷川白紙 · Honest Feeling Album (2026)
長谷川白紙のHonest Feeling Albumは、バンドHaHa and the Hairpinsの演奏をデジタルで再加工したアルバムだ。Boss-Moire-FSにはサックスと細かく刻まれたリズムがあり、tofubeatsの声はスポーツ実況にたとえられている。バンドが参加したというクレジット以上に面白いのは、録音後に起こることだ。演奏自体が切り貼りできる音の素材となり、バンドと電子音の境目が曖昧になる。誰が何を演奏したかに加え、その演奏が編集によってどう形を変えるかが、この曲の焦点になる。

Taped Slikback · Attrition (2025)
SlikbackのTapedは、2025年7月に発売されたAttritionに収録されている。160bpmの速いリズムと低音、細かく切り刻まれた声が曲をつくる。声の断片が、崩した拍の上に置かれる。Attritionは、なじみのあるクラブミュージックの音を断片にしながらも、踊るための動きを保つアルバムだ。

Vomit Moruka · My Fingerprints (2026)
MorukaのMy Fingerprintsに収録されたVomitでは、音程がわずかに動くシンセの機械音が、えずく様子を連想させる。トイレの水を流す音や、左右交互に飛び出すボーカルサンプルもある。こうした音も、曲の中では踊るリズムの素材になる。音が連想させる不快さと、ダンスミュージックの快感との間でバランスを取る曲だ。

Vordhosbn Aphex Twin · Drukqs (2001)
Aphex TwinのVordhosbnは、2001年10月22日に発売されたDrukqsの収録曲だ。速く荒々しいドラムと、叙情的で時に不協和を感じさせる音色が共存する。weivは、この曲とTaking Controlでのアンビエントとドリルンベースの組み合わせに注目した。Vordhosbnでは、リズムの強さと音色の雰囲気がそれぞれ異なる性格を示す。複雑なビートの組み立てに加え、リズムと音色の関係が生む緊張も、この曲の大切な部分だ。